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自由の狩人無料配布本「恋の続きは深夜のオフィスで」サンプル

3/30のエレンオンリー、自由の狩人にて頒布予定のリヴァエレ無料配布本のサンプルです。現在サイトで連載中のリーマンパロ「恋の続きは深夜のオフィスで」のエレン誕生日編となります。
まずはこちらをお読みいただければと思います。

無事完売しました!ありがとうございました☆ 

恋の続きは深夜のオフィスで 第1話  第2話 

スペース W15 Mikeneco Cafe
恋の続きは深夜のオフィスで~エレン誕生日編~
A5 12P R-18
表紙1

【ストーリー】
大きな仕事を乗り切り、リヴァイとの密かな恋も順調に育んでいる新入社員・エレン。
誕生日はリヴァイと一緒に過ごしたいと心の中で思っていたが、その日は大事な企画のイベントがある上リヴァイは接待で来れなくなってしまう。寂しさを振り切りながら一人でこなそうとするエレンだったが……


サンプルは続きから

三月の終わりともなると、どこもかしこも慌ただしい雰囲気が漂ってくる。
ここ数年で急成長し、いまや世界トップクラスと噂に名高いウォール社。ずっと憧れていた企業にエレンが入社してまもなく一年になろうとしていた。
エレンはその日、駅から会社までの道のりを通勤ラッシュの人ごみを駆け足で通り抜けていった。

「やば…このままだと遅刻だっ…」

腕時計を見てサッと血の気が引いていく。
昨夜も終電を逃してタクシーで帰ったときには深夜の二時はとっくに過ぎていたはず。玄関のドア開けてそのままソファに倒れてこんで眠ってしまったせいで、目覚まし時計をセットし忘れたのが寝坊の原因だ。
朝ご飯など食べる余裕が当然あるわけではなく、シャワーだけ浴びて家を飛び出してきたのだが、間に合うかどうかギリギリのところだ。
来月からは後輩が入社してくるというのに、遅刻などみっともないことをしていたら上司であるリヴァイに叱られてしまう。それだけはどうしても避けなければならない。
追い詰められたエレンが会社の正面玄関に飛び込む。なんとか始業時刻一分前にタイムカードを押すことができた。

「はぁ……間に合った。」
乱れた呼吸を整えながらホッとひと安心をするエレンの頭を誰かが後ろから軽く小突いた。

「間に合った、じゃねぇよ。みっともない。」
「あ…リヴァイさ……リヴァイ部長、おはようございます!」

よりにもよって一番見られたくない相手に見られてしまった。安堵から一転、エレンは崖から突き落とされた気分だ。 
サーっと血の気が引くのを感じながらエレンはピンっと背筋を伸ばした。

「ったく……遅刻するくらいならちゃんと終電で帰りやがれ。自己管理できないでどうする?」
「……すみません。」
「後で俺の部屋に来い。週末にやるイベントについて途中経過を聞かせろ。」
「わかりました。すぐに行きます。」

エレンは身を翻してエレベーターに飛び乗った。
エリート揃いといわれる営業部に配属されたエレンはリヴァイから大きな企画を任され、つい先日社内のプレゼンテーションを成功させたばかりだ。
海外で開発された製品を販売するためのキャンペーン企画なのだが、入社して間もない新入社員が任されるにしては異例ともいえる大きな仕事だった。無事に企画が通ったのはもちろんエレン一人の実力ではない。エレンが所属するチームの先輩の助力はもちろんのこと、何よりリヴァイの存在が大きいといえる。
エレンは成功した企画の一環として週末に行われるイベントの資料を用意し、リヴァイの部屋を訪れた。このイベントの準備のためエレンは忙しい日々が続いていたのだ。
書類にずっと目を通しているリヴァイのことをエレンは緊張した面持ちで見つめていた。

「あの……どうでしょうか?」
「いいんじゃねぇのか?当日何かあればエルドとグンタに聞くといい。あいつらは経験豊富だからな。」

リヴァイに珍しく褒められ、エレンの顔がパッと明るくなる。それを見たリヴァイの口元がフッと綻ぶ。エレンの心臓がドクンと大きく跳ね上がった。

『リヴァイ部長の笑顔なんて……初めて見たかも。』

滅多に見ることのない、そして恐らく自分にしか見せることのないリヴァイの表情についうれしくなってしまう。
ずっと憧れの上司だったリヴァイと恋人になって三か月が過ぎようとしていた。
互いの仕事が忙しくてなかなか時間が合わない二人。前回恋人らしい時間を過ごしたから既に数週間が経過しているような気がした。

「あの……リヴァイ部長は当日来られないんですか?」
「行こうと思っていたんだがな。フランスの支社長と向こうの取引先の重役が来日するらしくてエルヴィンの接待に付き合わなくてはならなくなった。面倒だが……」
「そう……ですか……」

リヴァイが来てくれると期待をしていただけに、エレンはガックリと肩を落とした。

「当日のことはチームリーダーのエルドに全面的に任せてある。心配することはねぇよ。」
「あ、はい……そうですね。」

笑顔で返事をしたつもりだったのだが、ショックが隠し切れず、とてもぎこちない顔をしていたのだろう。リヴァイは不思議そうな目でエレンを見た。

「おいエレン、言いたいことがあるならはっきり言え。」
「いえ、大丈夫です。経理に呼ばれているので他になければこれで失礼します。」

視線も合わせないまま部屋を出ていこうとするエレンの手をリヴァイが掴んだ。

「お前、顔色悪いぞ。ちゃんと飯食ってるのか?」
「今日は寝坊したので食べる暇なかったんですけど、その分昼飯ちゃんと食べますから。」

リヴァイは眉を寄せ、信じられないという目をしていた。

「……あまり無理するんじゃねぇぞ。前も根つめすぎて目にクマ作っていただろうか。」
「そ、そんなことありましたっけ?」

目を泳がせながらとぼけてみるが、リヴァイにはやはり無駄だったようだ。


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