スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

最強彼氏6新刊「Promessa」サンプル

2017.6.3最強彼氏6 彼23
Promessa
A5/44P/400円/R18

原作90話以降捏造。19歳になったエレンが過去に飛び、
15歳ゴロツキリヴァイさんの童貞を奪っちゃうお話。

通販→コチラ
表紙1000

【あらすじ】
―リヴァイさんの初めて……オレがいただいちゃいます

19歳になったエレンは来るべきマーレとの戦いに控え、上司兼恋人であるリヴァイとの未来に不安を抱く。
不眠が続いたため、ハンジが調合した睡眠薬で眠ったエレン。目を覚ましてみるとそこは話でしか聞いたことのない地下街。
しかもそこで自分より幼い顔をしたリヴァイに出会う。過去に来たことを悟ったエレンは名前を「グリシャ」と偽り、
憲兵団に捕まったリヴァイの仲間を助けようとするが……


最後はもちろんラブラブハッピーエンド♪
サンプルは飛び飛びです。
R18作品なので閲覧は自己責任で

 ザーーーン……
 繰り返される波の音が鼓膜の奥で震える。それ以外の音は何も聞こえない。砂浜に寝転がると、どこまでも広がる夜空には大小さまざまな星々がひしめき合っている。まるで、世界に自分だけしかいないような感覚に囚われながらエレンはそっと瞼を閉じた。
 今日も誰かの記憶を見るのだろうか―――

「エレン―――」

 波の狭間に聞こえるのは自分の名を呼ぶ静かな声――これだけで誰だかすぐにわかる。僅かに胸の鼓動が高くなるのを感じながら、一度閉じた瞼を再び開けた。

「リヴァイ兵長―――」
「てめぇ……また抜け出しやがって。よっぽど地下の牢屋が好きらしいな?」

 微かに眉を寄せてはいるが、声に怒気は含まれていない。エレンは舌をペロリと出し、上半身を起こした。

「すみません。いまの部屋のベッドはどうも寝つきが悪いみたいで……すぐ外の空気を吸いたくなるんです。」

 一年に渡るウォールマリア奪還作戦終了後、エレンたちはついに壁の外に出た。壁から丸一日馬を走らせたところに、マーレによってエルディア人が巨人にされた場所があり、その先には果てしない海が続いていた。
 王政府は来るべきマーレとの邂逅に備え、調査兵団に壁の外の開拓を命じた。いまはパラディ島のあちこちに調査兵団支部が置かれ、エレンたちは壁外本部に所属していた。

「お前がいなくなったと知ったら騒ぎになるだろうが。監視している俺の身にもなってみろ。」
「監視―――ですか?」

 胸にチクリと針が刺す痛みを覚え、エレンはスッと瞼を伏せる。

「立場上言ったまでだ―――拗ねるんじゃねぇよ。そういったところはまだまだガキだな。」
「オレだってもう十九歳です!いつまでも兵長にガキなんて言わせねぇんだから……」

 口を尖らせるエレンの鼻先をリヴァイの指がムギュっと押しつぶす。

「そうやってすぐ感情的になるところがまだまだだと言ってるんだ。それとも……恋人の姿が見えなくて心配した――と言った方がいいのか?」

 【恋人】の二文字にボンっと腹の奥底で爆発が起きる。すぐさま全身が真っ赤に染まっていった。

「そ、それは………」

 リヴァイはしどろもどろになるエレンの反応を楽しんでいる。完全にからかわれ、反論しようにもどうにもできない。湯気が出るほどに顔が熱くなってしまったエレンはプイと視線を逸らした。

「ずるいです……兵長……」

 幼い頃から憧れていた人類最強の兵士――リヴァイと恋人になったのはウォール・マリア内にいた巨人を一掃した直後。告白したのはエレンの方からだった。リヴァイに対する気持ちがただの憧れの上司ではなくなっていたことは、もっと前に自覚をしていたのだが、ずっと隠しておくつもりだった。
 衝動的に告白してしまったのは、自分の命が残り七年もないからだろう。切るのを止めた後ろ髪がエレンのうなじを隠すようになった今、出会ったばかりの頃よりは少なからずとも成長している自信はあるつもりだったのに……立体機動装置をつけずに五十メートルもの壁から飛び降りる勢いで告白したエレンを、リヴァイはあっさりと受け入れてくれたのだ。

「エレンよ、つまりそれは俺とセックスをしてぇってことか?」

 告白してすぐの返事がいきなりセックスのことだったので、経験のないエレンは慌てふためいてしまった。だが、リヴァイの頬がほんのりと赤く染まっていたので、どことなくおかしくなりながらもリヴァイ兵長がいいならと答え、淡い笑みを浮かべる。
 その夜、エレンは好きな人と身も心もつながることができた。

「本当に兵長はデリカシーがないですよね。オレが痛いって言ってるのにやめてくれないし……」

 セックス未経験のエレンに遠慮なく、リヴァイは己の欲望を突きたててきた。始めは身体を真っ二つに引き裂かれるかのような痛みに、苦悶の表情を浮かべることしかできなかったエレンだが、やがて甘い、蕩けそうな快楽が生まれ、記憶が飛んでしまうほどに溺れてしまった。翌日、足腰が立たなくてずっとベッドに寝込んでいたのをミカサとアルミンが心配そうに看病してくれたのはいまでもうしろめたさを感じてしまう。

「最初はそういうもんだろ?それに……あのとき確かに痛いとは言っていたが、止めてくれとは一言も言ってねぇぞ?」

 身もふたもない言葉でトドメを刺される。同時にリヴァイの指先がエレンの顎を掬い、鋭い鷹のような目力に怯んだ隙に唇を奪われた。

「ん――――」

 すぐ間近にリヴァイの顔がある。ここまで近づかないとわからないのだが、リヴァイのまつ毛は意外にも長い。
 始めはそっと啄むようなキスをしていたのが次第に深まり、やがて熱い舌が割り込んでくる。ビクっと身体を震わせた途端、腰を引き寄せられ、エレンはリヴァイの体重を受け止めながらそのまま押し倒されてしまう。エレンの背中が広い砂のシーツの中に沈められていく。

「ふぅっ……んっ――――」

 優しさの中に時折獣のような激しさを秘めながら、リヴァイの舌がエレンの咥内を掻き回していく。上顎を舐めた後、舌を絡めとられキツく吸い上げられると、ゾクゾクと背筋に痺れが駆け抜ける。エレンは慌ててリヴァイの両肩を引き離した。

「ちょっ……まって、…こんな、ところで?」
「――何か不満か?」
「だ、って…ここ、外ですよ!も、もし誰かに見られたりしたら!宿舎に帰ってからでも……!」

 わかっている。深夜、人気のない海辺に来る人間など一人もいないことを。それでも言わずにはいられなかった。リヴァイとはもう数えきれないほど体を重ねてはいるが、いまだに羞恥心が先に出てしまう。エレンは美しい、琥珀色の瞳を大きく見開きながら涙目で訴えてみる。

「俺が待てると本気で思ってやがるのか―――?」

 リヴァイの眼光がエレンを射貫く。普段よりさらに低くなる声。そのまま息をする暇すら与えてもらえないほどのキスをされ、身体の内から発する熱が熱くてたまらなくなる。ザザーンという波の音より、クチュクチュと卑猥な水音が執拗に耳を犯す。柔らかくて、熱いリヴァイの愛撫に、ギュっと閉じた瞼から涙が滲み出てきた。
 こんなところでと思うのに、抵抗する力は既に身体には残っていなくて、逆にエレンはリヴァイの小さくて逞しい背中に縋ってしまう。

「あぁ‥…兵長……!」

 誰からも憧れられる人類最強の兵士を独占しているという優越感に酔いしれながら、エレンはそのまま身も心もリヴァイに委ねた。


  *     *     *


「エレン……昨晩はどこに行ってたの?」

 調査兵団壁外本部――食堂で一人朝食を食べていたエレンの隣に座ったアルミンが、周囲には聞こえないような声で囁く。エレンはまさにいま飲もうとしていたスープのスプーンを落としそうになった。

「その……ちょっと気分転換に海へ……」
「まったく……早朝とはいえ、兵長と一緒に朝帰りだなんて。見られたのが僕だったからまだよかったものの、ミカサだったらこんなに穏やかな朝食を迎えられていなかったと思うよ。」

 ミカサは王政府に呼ばれたハンジの随行で、帰ってくるのは三日後だ。エレンと離れることにミカサは渋っていたが、兵士である以上命令に従わないわけにはいかない。ジャンは現在、壁外第二支部の班長をしていて、アルミン以外、ここに残っているエレンの知り合いはサシャとコニーくらいだった。

「どうも眠れなくてさ―――」

 声を落としながら、ポツリと呟く。エレンと同じ巨人の力を入れた幼馴染は表情を曇らせた。

「眠れない、というよりは眠りたくないんだろう?」

 さすがに同じ巨人の力、そして始祖ユミルの呪いを受け継いだだけのことはある。エレンは弱弱しく頷いた。

「そういうお前の方はどうなんだよ、アルミン。ちゃんと眠れているのか?」
「うん……僕の方はあまりないからね。見ても夢とあまり変わらないと思う。」

 九つの巨人の力を受け継ぐ者は記憶がつながるらしい。エレンはこれまで、父・グリシャを始め、エレン・クルーガー、そしてヒストリアの姉であるフリーダの記憶が時々フラッシュバックのように脳裏に蘇ることがある。

 もちろん、いままでわからなかった謎を解明するに至ったものもある。エレンはいまだに、母・カルラとハンネスを食った巨人がフリッツ王家の血縁者であり、グリシャの前妻であるダイナであることは誰にも打ち明かしてはいない。

「僕は専門家ではないからよくわからないけれど、恐らく眠っているときの方が深層心理のところでつながりやすいんだと思う。」

 巨人の力を受け継ぐには、その者自身を肉体ごと取り込まなければならない。現にエレンも記憶から消されていたが、グリシャを食ったことで知れずに九つの巨人の一つである進撃の巨人の力を手に入れていたのだ。

「それも巨人の力を使えば使うほどつながりやすくなるんじゃないかな……僕はまだ、そんなに巨人にはなっていないから一度もないけれど、いずれは見るようになるんだね。」

 アルミンの額にうっすらと汗が浮かんでいる。記憶がつながることへの不安を抱いているのだろう。アルミンが食ったのは同じ一○四期生の仲間だったベルトルト。マーレから来た密偵者だったとはいえ、心苦しさを感じるのはエレンも同じだ。

「お前は強い……大丈夫だ、アルミン。」

 アルミンは自分より強いとエレンは心から思う。ウォール・マリアでの超大型巨人との戦いで、アルミンは自分の命を投げ売ってエレンのために時間を稼いだのだから。

「うん……ありがとう。そうだ、君にこれを渡したかったんだ。」

 アルミンがジャケットの内ポケットから小さな小瓶を取り出す。中には見たこともない、白くて丸い錠剤が入っていた。

「それは……?」
「君が最近眠れていないようだってハンジ団長に話したらくれたんだ。強力な睡眠薬みたいだから、一錠で大丈夫だって。」

 アルミンにはやはり隠し事はできないなとつくづく思い知らされる。何も言わずともアルミンは常にエレンのことをよく理解している数少ない人間だ。

「ありがとうな、アルミン……」

 朝食のスープを食べ終えたエレンは、アルミンからもらった薬の小瓶をしまい立ち上がる。アルミンはヒラヒラと手を振りながらエレンを見送ってくれた。ハンジが帰ってくるまで主だった作戦が起きる心配はないが、もしもマーレが襲撃したときに備え、壁外を順次整備していかなければならない。ハンジの命によりエレンはリヴァイとともに、まだ整備途中であるパラディ島北部の壁外第三支部へ行くことになっていた。明日出発なので、今日は準備をしなくてはならない。

「まずは馬に積み込む荷物を準備しないとな。」

 足取りが軽い。今回の調査はリヴァイと二人で行くため否が応に心が弾んでしまう。第三支部までは馬で丸一日かかるため、食料、水の他しっかり準備しておく必要がある。兵団の倉庫は別棟になるので一度外に出なければならない。初夏のまぶしい陽ざしがエレンを容赦なく照りつけてきた。

「今日は暑くなりそうだな……」

 このあたりは木々が生い茂っていて、エレンは緑の匂いを嗅ぎながら歩いていく。途中、馬舎で早朝の訓練を終えたばかりのコニーとサシャが馬の手入れをしていた。もはや喧嘩っプルとなった二人の仲睦まじい様子を横目に見ながら通りすぎていくと、倉庫の屋根が遠目に見えてきた。

「さてと……」

 借りてきた鍵を使って倉庫の扉を開ける。窓から陽の光が差し込んでくるので灯りを点ける必要は特になさそうで助かった。エレンは早速持ってきた麻袋に必要なものを入れ始めた。

「紅茶の葉を忘れないようにしないと……兵長は紅茶がないとすぐ機嫌が悪くなるから……」

 紅茶に関してだけは子どもっぽいところがあるリヴァイのことをいまでは可愛いと思える。クスリと口元を緩ませながら紅茶の葉が入った缶を入れるエレンの耳に、女の声が聞こえた。

「あの……私、ずっとあなたのことが好きだったんです。あなたに会いたくて調査兵団に入ったんです。」

 倉庫は敷地の一番端にあるため、普段はほとんど人が訪れることはない。確かに恋の告白をするにはうってつけの場所。タイミング悪いときに来てしまったなと、やむを得ない事情とはいえ、盗み聞きしてしまっていることに胸の中で謝罪した。息を顰めながら作業をして早々に帰るのが得策だろう。

「悪いが、興味がない――」

 相手の男の声にエレンの動きがピタリと止まる。間違えるはずがない、この声の主は――一瞬、頭が空白になった。声のする方向を見ると、小さな小窓がある。ドクン、ドクン――心臓の鼓動が大きくなるのを感じつつ、エレンは気配を押し殺し窓へと近づく。小窓の位置はエレンの背丈以上だったが、運のいいことにその下に雨具用の装備品を入れた木箱が置かれている。エレンは音を立てないよう木箱の上に乗り、小窓から外を覗く。

『やっぱり……リヴァイ兵長。』

 ちょうど頭上からだがどの角度だろうとその姿を見間違えるはずがない。胸が巨人に踏みつぶされたかのような苦しさを覚える。女の方は見かけない顔なのでつい最近入団したばかりの新人だろう。年齢はエレンと同じくらいだ。
 実はこういう光景を見るのは初めてではなかった。相手は人類最強と言われる兵士、男からも女からも憧れと羨望の眼差しを受ける人物だ。エレンが調査兵団に入団してからというもの、こうしたバツの悪い場面に遭遇することがしばしばあったのだ。
 だからこそ、リヴァイが自分を受け入れてくれたことがいまだに夢を見ているのではないかとふと思うときがある。

「やっぱり……噂は本当なんですね……」
「噂?何のことだ……?」

 リヴァイに聞き返され、女は目に涙を溜めながら俯きがちだった顔を上げた。

「リヴァイ兵士長には昔からの想い人がいるって……何でもその人との約束を守るために調査兵団に入ったって聞きました。」

 リヴァイに関する噂はエレンもいくつか耳にしたことはあるが、本人に言わせればデマが尾ひれをつけているだけだという。だが、女が口にした噂はエレンも聞いたことはなかった。

『兵長―――?』

 すぐさま否定するはずのリヴァイがなぜか押し黙っている。エレンが覗いている小窓の真下にリヴァイがいるため、その表情を窺うことができず苛立ちばかりが募る。

「やっぱり……本当なんですね……」
「生憎だが俺はお前らが夢見るような真っ当な人間じゃねぇ。」
「リヴァイ兵長―――」
「それに、巨人が一掃されたからといって戦いは終わってなどいない。いつマーレが襲ってくるかわからねぇ。男にうつつを抜かす暇があったら、訓練でもしたらどうだ?」

 完全に突き放すリヴァイに女は感情が爆発し、嗚咽を漏らしながら身を翻す。一人残されたリヴァイは肩で大きな溜息をついた。

「ったく……どこで知ったんだか……面倒くせぇな……」

 ズキン――胸に杭を打たれたような痛みが走る。身体がグラリと揺れ、足がよろついたせいでガタンと木箱が音を立てる。リヴァイの耳がピクリと反応した。

『まずい―――!』

 エレンは咄嗟に頭を隠した。

「おい、誰かいるのか――?」

 リヴァイが声をかけてくる。しかもまずいことに倉庫の扉が僅かに空いてしまっている。エレンはすぐさま積み重なった木箱の陰に隠れた。

「やっぱり鍵が空いていやがる。誰だ?」

 表に回ったリヴァイが入ってくる。コツっ、コツっという足音が中に響いた。これ以上奥に入ってこられたらバレてしまう。エレンは身を縮ませ、ギュっと瞼を閉じた。
 ガタン――どこからともない物音に驚いたのはエレンの方だった。

「ニャー―」

 聞こえるのは澄んだ生き物の鳴き声。リヴァイの視線がエレンのいる場所とは違う方向へと向けられる。すると黒くて小さな生き物がリヴァイの足元へ駆け寄ってきた。

「猫……か?何だ、驚かせやがって。」

 黒猫はリヴァイの足元に頭を擦りつけている。どうやら餌を探しに倉庫に迷い込んだようだ。

「こんなところにお前が食えるようなメシはねぇぞ。ったく仕方ねぇな……ついてこい。」
「ニャー」

 ごはんをくれるのがわかったのか、甘撫で声で鳴きながら黒猫はリヴァイの後ろをついていく。パタンと扉の締まる音がしてからひと呼吸置いた後で、エレンは止めていた息を吐き出した。

「とにかく……助かった。」

 ほっと安堵するのも束の間、胸のざわめきが止まらない。

――リヴァイ兵士長には昔からの想い人がいる
 
 女の言葉が胸に重くのしかかる。リヴァイの過去についてはよく知らない。リヴァイは自分のことを積極的に話すタイプではない。ハンジから聞いた話によれば昔は地下街にいて、エルヴィンにその能力を買われて調査兵団に入団したらしい。地下街にいる人間が地上で、しかも訓練兵の経験なしにいきなり調査兵団に入団するというのは異例中の異例の出来事だ。

「ほんとオレ……リヴァイ兵長のこと、知らないんだな……」

 恋人同士になったものの、やはり十五年という年月に空虚感は否めない。リヴァイがエレンの気持ちを受け入れてくれたのも、自分より短い寿命しかないエレンに対する哀れみからなのかもしれないとよからぬことばかり考える。

『ダメだ……どうもマイナス思考になってしまう……』

 過去はどうであれ、いま恋人になっているのだからそれでいいはずなのに――ますます欲が出てくるのだ。

――リヴァイのことをもっと知りたい
――リヴァイにとってたった一人の存在になりたい

 エレンは天井を見上げ、二~三度大きな深呼吸をする。いい加減に戻らないと、倉庫の鍵をエレンが持ち出したことがリヴァイにバレてしまう。頭がボーっとするのはここ数日寝ていないからなのだと自分に言い聞かせ、エレンは倉庫を後にした。








↓ ここから先は過去に飛んだエレンとゴロツキなリヴァイさんとの襲い受けなエッチシーン。エレンがセックス未経験のリヴァイさんに一生懸命ご奉仕しています。
 (注意)リヴァイさんはエレンの本名を知らないので「グリシャ」と呼んでします。
 

「俺が全部やります。リヴァイさんは何もしなくてもいいですから!変なことしたら怒りますからね!」

 そう言ってエレンは腕に巻いていた包帯を外し、リヴァイの両手首を結ぶ。

「まさか俺のケツの穴に突っ込むつもりじゃねぇだろうな?」
「いまのオレはあなたより年上なんですから、リードさせてください。」

 わざとはぐらかす答えをするが、リヴァイは抵抗しようとはしてこない。

「もし、突っ込んだらその腹思いっきり蹴っ飛ばすからな。」

 本気を出せば破くこともできるだろうに、リヴァイは余裕の笑みを浮かべているのでますますムカつく。とはいえ、セックスはいつもリヴァイがリードしてくれていただけに、果たしてうまくできるのかという不安が掠める。

「あの……キスしてもいいですか?」
「いちいち断るんじゃねぇよ。」

 悪態つきながらも了承してくれたので、そっと唇を重ねる。

「んっ、ぅ……」

 小さく薄いリヴァイの唇は柔らかい。角度を変えながら小鳥が啄むようなキスを繰り返すうち、リヴァイが僅かに開けた隙間から舌を滑り込ませる。優しく咥内の中を探ると熱くて薄いリヴァイの舌がおずおずと絡んできた。

『ん?……これって……?』

 探るようなリヴァイの舌に自分の舌を擦り合わせてくるリヴァイの動きがあまりにぎこちない。チラッと様子を覗いてみると、リヴァイはこれまでにないほど顔を真っ赤にしながら瞼をギュっと閉じていた。

「ふっ、んぅっ……」

 熱くて甘い吐息が漏れ、身体がジンジンと痺れ出す。エレンは違和感を感じながら、絡めた舌を思いっきり吸い上げる、下にいるリヴァイの腰がビクンと揺れた。そっと唇を離すと、微かに蕩けた表情をするリヴァイにエレンは心臓が飛び出そうになった。

「あ、の……もしかして、リヴァイさん……キス初めて?」
「他人の唾液味わうなんて気持ち悪いこと、できるわけねぇだろ。ましてやそれ以上なんて冗談じゃねぇ……」

 つまりリヴァイはセックス未経験らしい。地下街にいる十五歳の少年ではかなり珍しい方だろう。

「でもだったら、どうしてオレはOKなんです?」
「お前ならいいと思った……あとはよくわからねぇ。お前が俺を見ながらヘイチョウって呼ぶのに嫉妬しちまった。」

 恋愛面で経験値ゼロに等しいリヴァイにはよくわからない感情だろう。同じ人物なのだが嫉妬してくれるほど、十五歳のリヴァイもエレンを好きになってくれたことか。

「うれしいです……リヴァイさん……」
「お前が俺をリードするんだろう?早くしろ……なんだか下半身が熱くてたまらねぇんだよ。」

 見てみると、リヴァイの下半身の中央が服越しにも膨らんでいるのがわかる。

『ここまで来て、後に引けるか―――!』

 エレンはリヴァイの下半身のベルトを忙しく外す。

「フフ……ちゃんと反応してくれてる……うれしい……」

 誰も触れたことのない、柔らかく勃ち始めた性器を両手で包み込み、潤んだ先端を口に含んだ。

「ん―――」

 くぐもった声とともにリヴァイがピクリと反応する。軽く吸いながら鈴口を舌先でチロチロと突く。指は性器の根元を支え、丁寧に扱きあげていく。

「くそっ……てめぇ……あっ、」

 声の抑えが効かないようだ、どこをどうすればリヴァイが気持ちよくなるのか、エレンは熟知していた。エレンだってこんなこと、リヴァイ以外の人間にすることなど考えられない。自分の愛撫によって普段厳しいリヴァイの快感に溺れていく表情を見るのはこの上ない幸せである。恥ずかしくないといえば嘘になるが、こうしているだけで、自分の下半身も熱を増していくのだ。

「おいっ……だ、めだ……それ以上は……」

 リヴァイのすっかり固く、熱くなった楔を喉の奥まで咥え込みながら柔らかな袋を愛おしげに揉みだす。リヴァイは熱い吐息を漏らす。エレンの咥内でさらに固くなり、喉を擦った。

「グリシャっ―――!」

 キュっと眉根を寄せながらリヴァイが苦しげに名前を呼ぶ、息を短く、荒くさせながらその目はとろんと蕩けきっている。エレンは容赦なく、強く吸い上げた。

「くぅっ―――」

 リヴァイの腰が上下に揺れる。エレンの咥内で膨張した楔が大きく脈打つと、奥に向かって勢いよく白い精が穿たれる。途端に溢れる、リヴァイの精液をエレンは懸命に吸い上げた。

「はぁっ………」

 髪を振り乱すリヴァイの感じ入った声が部屋に響く。

「リヴァイさん……気持ち、よかったですか……?」

 口の端から零れる白い筋を拭うことなく、エレンはリヴァイの囁くように尋ねる。

「これで終わり……じゃぁねぇんだろ?」

 不意をつかれ、耳朶をベロリと舐め上げてくるので思わず飛び上がってしまう。まるで飢えた獣のようなリヴァイの目にゾクゾクと感じてしまう。

「もちろん……もっと、気持ちよくなってもらいますよ?ちょっと待っていてくださいね。」

 クスリと微笑みながらすべての衣服を脱ぎ去り、生まれたままの姿になるエレン。リヴァイの上に四つん這いになって覆い被さり、自らの唾液をたっぷりと濡らした指を後ろに回す。柔らかな双丘の間に滑らせていった。

「ん――――」

 クチュンと音がして蕾を分け入るように指を侵入させていく。体内に入ってくる異物感に全身の毛が泡立つ。

「お前……一人で何してやがる。」
「なにって……柔らかくしているんですよ、ココ……早く、リヴァイさんに入ってほしいから……」

 そう言いながらまた唾液を足し、狭い直腸へと滑り込んでいく。腹の奥底が煮えたぎってきて、波のように押し寄せる快感にエレンははしたない声を漏らす。

「ふぅっ……んぅ……んんっ―――」

 ヌルヌルと奥を行き来する指は次第にスムーズになっていく。ユラユラと腰を揺らしながら、エレンはリヴァイの上で淫らに喘いだ。

「てめぇばっかり楽しんでいるんじゃねぇぞ、グリシャ――」

 お預けをくらっているのが気に入らないのか、リヴァイがエレンの唇を塞ぐ。

「っはぁ。ん、んぅ……っ、んん……」

 開いた唇に荒々しいリヴァイの舌が何度も抜き差しされ、熱く、蕩けそうになる。指の異物感がとっくになくなり、底なし沼の快楽の落ちていく感覚に囚われてしまう。リヴァイもエレンを求めてくれている、というだけでたまらなく恋しくなる。口づけが段々と深まり、エレンは夢中になっていると突然唇が離された。

「もう……下半身が痛くてたまらねぇ……グリシャ、早くお前の中に入りてぇ……」

 見れば、一度達したはずのリヴァイの性器が天に向かって雄々しくそそり立っている。まだ若いのに、リヴァイのそれはよく知っているものと何ら変わりはない。エレンはゴクリと唾を呑み込んだ。

「本当に、いいんですね?」
「―――何度も言わせるんじゃねぇ。こんなことさせるの、お前以外考えられねぇよ。」

 呻くように告白され、そして口づけされる。重ねただけなのに、腰にジンとした痺れが走った。

「リヴァイさんの初めて……オレがいただいちゃいます。」

 エレンはリヴァイの腰の上にまたがるような恰好になり、熱い欲望の先端を尻の間にヒタリとあてがう。リヴァイの先端からもトロトロとした蜜が零れていて、潤滑剤など必要はなかった。

「あ―――んんっ……んぅ。」

 指とは比べものにならない、押し広げていくような巨大な質量に苦しげな声が吐息とともに漏れる。

「くっ―――きつっ―――」

 リヴァイが眉根を寄せる。エレンはごめんなさいとだけ言って、根元まですっぽりと咥え込んだ。

「だ、いじょうぶですか?リヴァイ、さん……」
「すげぇ……男の中ってこんなに柔らけぇもんなのか?我慢できねぇ……グリシャ。」
「我慢できないのは、オレも同じですよ?」

 エレンはリヴァイの上でゆっくりと腰を上下に揺らし出す。すっかり蕩けた内部がリヴァイの楔に擦られて、キュウキュウに収縮して締め上げる。すぐに昇りつめようとする激しい性感に必死に耐えるしかなかった。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。