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最強彼氏4新刊「Eat me, Ate you」サンプル

2016. 4. 3 最強彼氏4 強24 Mikeneco Cafe
リヴァイ×エレン新刊
Eat me, Ate you
A5/28P/300円/ R18
※イベント・通販分共に終了しました。ありがとうございました!
サンプル用400のコピー


本当は兵長×Wエレンの3P本の予定でしたが、ゲームの衣装に萌え転げ落ちてしまいショタ吸血鬼×狼パロのエロ本にしました(笑)
ショタ吸血鬼のリヴァイさんが狼エレンの血だけでなく身も心も美味しくいただいてしまうお話。最後はハッピーエンドです。

【あらすじ】
代々人狼族の主が張る結界に守られた森 ウォール・マリア。現当主であるエレンはある満月の夜、森の結界が破り侵入してきた吸血鬼の子どもを拾う。
リヴァイという名の吸血鬼の子どもは、もともとは千年以上生きる吸血鬼なのだが不本意ながら子どもの姿に変えられてしまったのだという。
森の主の力を持つエレンの血によって元の姿に戻ることを確証したリヴァイは、エレンに血を寄こせと傲慢な態度で迫る。
断ろうとしたエレンだったがリヴァイの唾液に含まれた強力な媚薬に自身をコントロールできなくなってしまい……




 大陸の南側にある山脈の麓に広がる広大な森、その名も「ウォール・マリア」。ここは太古の昔から外からの侵入者を拒む強力な結界が張られている。
 結界を張っているのは森の主――代々その力を受け継ぐ人狼の一族。その現当主は十五歳になった今年、先代から力を受け継いだばかりだった。

  *    *     *

 胸がざわめく――
 五感を越えた感覚が警笛を鳴らす。
 何者かが森の結界を破り、侵入してきたと――


「うわっ―――」

 何かに焚きつけられるようにして、飛び起きたエレン。息も荒く、額には汗も浮かんでいる。背筋に走る悪寒――エレンの全神経、体の末端までもが痙攣している。胸に手を当てて瞼を閉じ、呼吸を整えた。

「森が……騒がしい……怯えている?」

 嫌な空気が肌にビリビリと突き刺してくる。これは異端の者が森に入ってきた証拠だ。このままだと禍々しい負の空気によって、森にいる生き物たちが狂気に捕らわれてしまうだろう。

「追い払わないと……でも、結界を破るなんて一体誰が……?」

 先代である父・グリシャからこの森の結界は並大抵の者では破ることなどできないと聞いていたのに……
 エレンが家を出ると、周囲にいた狼たちが長い尻尾を揺らめつかせている。皆、不安そうな眼差しでエレンをジッと見つめていた。

「すまない、結界が破られたようだ。これから侵入者を追跡して排除する。ついてきてくれるか?」

 見上げれば今宵はちょうど満月。月の満ち欠けによって左右されるエレンの持つ力が一番強くなる夜、敵を追い払うにはうってつけだ。エレンが内なる力を解放すると、夜空へ高く飛び上がった。

「あっちか……」

 すぐに侵入者の気配を察知する。相手は複数だが、どうやら仲間というわけではなく、戦闘をしているようだった。
 エレンがピューっと口笛を鳴らす。それが合図となって狼たちが一斉にエレンの進む方向へと走り出した。気配はそう遠くはないが、かなり激しい戦闘をしているようで、火力を使っているようだった。

「くそっ……この神聖な森を燃やす気か……!」

 このままだと手遅れになってしまう、エレンが目標に辿り着くと三つの人影が飛び込んできた。しかもそのうちの一人は倒れていて、あとの二人が取り囲んでいるようだった。エレンはその中心へゆっくりと降り立った。

「お前たち、ここがウォール・マリアの森だと知って来ているんだろうな?」

 二人は見た目人間の姿をしている。これまで数多の血を吸ってきたであろう大きな諸刃の剣を持った大男と、狐のような細く厭らしい目つきをした長身で細身の男。エレンはこの二人が金で殺しを請け負うハンターだとすぐにわかった。

「ほぅ……獣の耳に狼のような尻尾……なるほど、この森の伝説は本当だったってことですか……」
「おい?なんだこいつ、人間か?」
「この森は代々狼の姿をした主に守られているという古い言い伝えがあるんですよ。あなたは相変わらず無知ですねぇ……」

 細身の男がクククと笑う。言い方があまりに胸クソが悪いので、気分を害したエレンはギロリと睨みつけた。

「お前たちがこの森について何を知っているかなんてこと、オレには興味のないことだ。どうせお前たちはこの森から生きては出られないんだからな……」
「おい。主だが何だが知らねぇがこいつ捕まえたら金になるんじゃねぇのか?」
「えぇ。一生遊んで暮らすくらいの高値で売れますよ!」

 金と欲にまみれた人間ほど汚らわしい者はいない。二人は一斉にエレンに突進してきた。

「―――馬鹿が。ここをどこだと思っている?」

 大男の斬撃をまるで湖に浮かぶ水面のように軽やかに躱すエレン。乱暴ながらに連携が取れているらしく、大男の隙を縫って長身の男が持っていた銃をエレンに放ってくる。しかし銃弾がエレンの手前で止まり、地面へと落ちていってしまう。まるでそこには透明のバリアがあるようだった。

「な、何でだ!何で当たらない?」

 どんなに撃ちこんでも銃弾がエレンを貫通することは一度もない。やがてカチカチという引き金を引く虚しい音だけが聞こえた。長身の男は顔を青ざめ、ついには銃を落としてしまった。

「くそっタレがぁぁぁ!」

 今度は大男の方がエレンを一刀両断にしようと大剣を振り下ろしてくる。しかしエレンが右手を翳しただけでピタリと止めた。

「ど、どうなってやがる………!」
「フン――」

 エレンは鼻で笑いながら翳した手を徐々に上へと上げる。目に見えない力に引っ張りあげられ大男の体が宙に浮かぶ。エレンが腕を振り払うと同時に投げ出され、大木に激突した。

「ヒッ………」

 さっきまでとは一転、膝をガクガクと震わせて動けない長身の男と泡を吹いている大男たちにエレンは冷ややかな視線を浴びせる。

「この森に土足で踏み込んだお前たちにはそれ相応の報いを受けてもらう。これがこの森の掟だ。」

 エレンが口笛を鳴らすと周囲を取り囲んでいた狼たちが飛び出し、一斉に二人へ襲いかかってきた。

「う、わぁぁぁや、やめろぉぉぉぉぉ!」
「あぁあぁぁぁぁぁあ――」

 飢えた狼たちにとって人間は格好の餌だ。断末魔のような悲鳴が森中へ響き渡る。まったく歯応えのない、ただのハンターでしかなかったようだ。こんな人間にこの森の結界が破けるとは思えない。

「ということは―――こいつか……」

 エレンはもう一人――恐らくハンターの二人が追いかけていた人物の方に視線を移す。その姿に一瞬目を見開くと、ようやくすべてを理解することができた。

「吸血鬼の……子ども……?」

 人間でいえば十歳くらの見かけだが、何より特徴といえる頭の両端から生えている羽のような角――エレン自身、目の当たりにするのは初めだ。森の主であるエレンにとって、生きる者の血を貪る吸血鬼、その異形の力は脅威でしかない。
 このまま生かすわけにはいかない――ひと思いにやるなら気を失っている今がチャンスだ。エレンの右手に光の玉が宿る。掌を吸血鬼に向けようとしたその瞬間――

「うっ―――」

 吸血鬼の瞼がピクピクと動く。気がついてしまった――とはいえこのまま殺してしまえばまだよかったのに、何を思ったのかこのときのエレンは力を引っ込めてしまった。

「ここは………」

 闇より深い、黒い瞳に惹きつけられてしまう。子どものクセに鋭い目つきをした吸血鬼はゆっくりと起き上がろうとしたが、さっきのハンターにやられた傷を腹に負っているようで、顔を歪ませた。

「くそっ……あいつら思いっきりやりやがって……」
「お前がこの森の結界を破った張本人だな?」
「あぁ?何だ、お前は……狼の姿をした人間……?いや違うな……お前からものすげぇ力を感じる。お前はこの森の主か……?」

 やはり吸血鬼というのは年齢不詳だ。子どもとは思えないいけすかない話し方をする。エレンは吸血鬼の雰囲気に呑みこまれないよう自分を戒め、一度深呼吸をした。

「質問しているのはこっちの方だ。お前がこの森の結界を破ってあいつらを連れ込んできたんだろ?」

 エレンが指差す方向。もう狼たちに食いつくされていて、虚しい肉塊が飛び散っているだけだが、服の切れ端で辛うじてさっきのハンターたちだということがわかった。

「俺の首にはかなり高額な懸賞金がかけられている。腐れ縁の実験台にさせられてこんな体になったときに奴らに見つかっちまった。普段だったらあんな奴ら瞬殺だったんだがな……くそっ」
「あんたは追いかけられてきたってことか……この森がウォール・マリアの森だと知って入ってきたのか?」
「あぁ……噂には聞いたことがある。狼の主が守るという森……随分とガキなんだな…」

 自分より小さい子どもにガキと言われればさすがのエレンもカチンと頭にくる。掟どおりこのままこの吸血鬼を始末してしまおうか――エレンの瞳が輝き始めると、さっきまでハンターたちを食い荒らしていた狼たちが口元に血をつけたまま、吸血鬼を取り囲んだ。

「ガキはお前だろ……?人間ならまだしも、森の結界を破った吸血鬼をこのままにしておくわけにはいかない。」
「俺を殺すつもりか?」
「侵入者はいかなる者も排除する――この森の掟だ。」

 吸血鬼はニッと不気味な笑みを浮かべる。不死身に近い吸血鬼でも心の臓を食らってしまえば、再生はできないはずだ。エレンの口笛が夜空に高く響くと狼たちは吸血鬼目がけて襲いかかっていった。だが次の瞬間、信じられない光景をエレンは目の当たりにした。

「え―――」

 吸血鬼の周りを見えない光の幕が覆い、狼たちが阻まれてしまっている。フッと笑みを零し、パチンと指を鳴らすと光の幕が泡のように弾け、狼たちは全員四方へ体を吹っ飛ばされてしまった。

「よし……いい具合に力が戻ってきたな……」

 吸血鬼は手や足を振り、自身の調子を確かめている。

「お前―――ただの吸血鬼の子どもじゃないな?」

 確かに言われてみれば吸血鬼だからと言ってこの森の結界がそう容易く破られるはずがない。つまりこの子どもは吸血鬼の中でもかなり強い力を持った者なのだろう。
 破られた結界、人間のハンター、そして吸血鬼の子ども……落ち着いて考えれば状況判断できたはずなのに―――エレンは自分の主としての未熟さを悔やんだ。
 そんなエレンの焦りが顔に出ていたのかもしれない。吸血鬼はそんなエレンをずっと観察するように見ていた。

「お前はこの森の力――生気を使うことができるんだろ?フン……お前なら俺を元に戻せるかもな。おい、血を吸わせろ。」

 一瞬エレンは吸血鬼が何を言ったのかまったく理解できず、自分の耳を疑った。

「は?何言ってるんだ……?吸血鬼は人間の血を糧にして生きているんだろ?」
「俺くらいの吸血鬼になると、どんな人間の血でもいいってわけじゃねぇよ……それに、元の体に戻るには人間の血なんていくらあっても足りねぇだろうな。いいから、つべこべ言わずに血を吸わせろ。」

 瞬く間というのはこういことか。エレンと吸血鬼の間は数メートルはあったはずなのに、瞬きした瞬間に吸血鬼の顔は目の前に迫っている。さすがのエレンも吃驚して、心臓が飛び出そうになってしまった。

「う、うわっ―――!」

 視界がグルリと回転する。吸血鬼に押し倒される格好になってエレンは背中から地面へ倒れてしまった。

「いった……何するんだよ……」

 頭をぶつけなかったのは幸いというもの。瞼を開けると吸血鬼の背後には二人を照らすようにして、大きな満月が覗いていた。
 このままこの吸血鬼に血を吸われてしまうのか――思ってもみなかった展開にエレンの心臓がバクバクと騒ぎ出す。月明かりを背中に浴びて、幼いはずの吸血鬼の表情がやたらと妖しく艶のあるものに見えてしまい、さらに違う動揺も起き始めて訳がわからなくなってきた上、なぜか体温が上昇してきた。

「お、おい……まさか本気でオレの血を吸うのか?」
「俺自身、人間以外の血を吸うのは初めてだがな……嫌だったらもっと抵抗してみてもいいんだぞ?」

 そんなことできる状態でないのはわかっているにに楽しんでいるように見えるのが忌々しい。エレンは唇を噛みしめた。抵抗などできるものか――押し倒されたときから体が石のように固まって指一本動かすことができないのだから……。

「抵抗なんて端からさせる気なんてないクセに……!」
「やっぱりまだ森の力を使いきれてねぇんだな……まぁそうでなければこんなに容易く結界を破られるわけもねぇか。でもそれも俺にとっては好都合だ……」

 ペロリ……小さな滑りが首筋に落ち、貪るように這い出す。ビクビクっとエレンの足のつま先から頭のてっぺんにかけて、雷が落ちたような痺れが駆け抜ける。

「あぁぁっ――――」

 生まれて初めての感覚――自分なのに自分ではない声で叫ぶエレンは背中を仰け反らせる。吸血鬼の小さな体を押し退けようにも腕にまったく力が入らない。そんなことはお構いなしに吸血鬼はエレンの首筋を這いまわり、やがてある一箇所をその舌先でツンツンと突いた。

「ココだな……」
「あっ、や、やめっ……お、願い……!」
「やめてどうする?お前は俺をこの森から追い出したいんだろうが。俺が元の体に戻ることができたら出てってやる。そのためにはお前の血が必要なんだ。」
「な、なんで……オレ、なんか…」
「まずは味見ってとこだな……」

 わざと煽っているのか、熱い吐息を耳に吹きかけられながら囁かれる。まるで何か悪い呪いでもかけられているようで、頭の奥がジンと痺れてますます体温が上昇してしまう。どこにも放出できないじれったさを紛らわすかのようにエレンは尻尾をブンブンと振り回し、バンバンと鞭のように何度も地面に叩きつけた。
 肌に鋭いものがブスリと突き刺さる。痛さはあまりないものの、首筋がやたらと熱い。ドクンと全身の血が沸騰した。

「あっ……あぁっ……」

 何だこれは。噛まれたところが熱くて蕩けそうになる。流れている血がすべてそこに注ぎ込まれそうな感覚に陥ってしまい、興奮気味に気持ちが高ぶっていく。全身の毛がよだち、尻尾がブワっと太くなりながらエレンは言いようもない感覚に身を捩らせていた。

「あぁっ……やっ、やぁ……」

 震える手が辛うじて吸血鬼の黒くてサラサラした髪をクシャリと掴む。噛まれてからどれだけの時間が経過しただろうか。ヒヤリとした夜の冷たい風が熱が疼くエレンの首筋を撫で上げた。
 体の力が入らず、グッタリとしたままエレンはギュっと強く閉じたままの瞼をようやく開けた。満足そうな表情をしている吸血鬼の口の端から零れ落ちる赤い雫がエレンの頬へポツンと当たる。大怪我を負ったはずの吸血鬼の怪我がみるみるうちに癒えていくのを目の当たりにさせられた。

「思ったとおりだ。お前の血なら俺は完全に力を取り戻せる……」
「オレの……血……?」
「あぁ、森の主の力を引き継いだお前の血ならこんな体になっちまった俺も元に戻ることができる確証は得た。だがまだまだ足りねぇ……しばらく厄介になるからな。」
「ちょ、ちょっと待て!ということは俺はお前にまた血を吸われるってことか?冗談じゃない……!」

 力を奪われ、まったく抵抗できなかったからといって何度もこんな目に合わされるのは到底ごめんだ。このまま流されるわけにはいかない。しかし、まともに起き上がることさえままならないエレンに吸血鬼はサラリと言いのけた。

「いますぐこの森を燃やすくらいの力は取り戻させてもらったぞ。お前が断るっていうなら………」

 吸血鬼の右手に現れた炎の柱が空に向かって大きくなっていく。エレンはゼロの力を振り絞り、慌てて吸血鬼に抱きついた。

「それだけはやめてくれ……!わかったから、オレの血でお前がここを出ていってくれるならいくらでも吸っていいから!」
「お前はそんなにこの森が大切なのか……」

 なぜ吸血鬼はそんなに悲しい目をしながら当たり前のことを急に聞くのか?エレンは頭にハテナマークをいくつも浮かべながらも、素直にコクリと頷いた。

「あ、当たり前だろ?オレはこの森を守る役目を負っている。そのための力も引き継いだんだから……」

 当時のことが頭を過ぎり、エレンは体を硬直させ息も詰まらせる。

「交渉成立だな。安心しろ、お前が素直に血を吸わせてくれるのなら森に危害を加えるつもりはねぇよ。保証してやる。」

 いまだ噛まれた首筋が熱くてドクドクと脈打っている。なぜこんなことになってしまったのだろう?と思うが恐らくエレンの全力を出してもこの吸血鬼相手ではまともに歯が立たないということが取り巻く空気でわかる。
 エレンはギリっと歯を食いしばりながら顔を背ける。吸血鬼の言われるがままに従うしかなかった。

「元に戻ったら……出てってくれよ。」

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